エルヴィスのオリジナル・アルバムは、50枚(映画サウンド・トラック17枚、ライブ・アルバム8枚を含む、ゴールデン・レコード集は除く)があり、そしてその何倍も多くの、没後に編集されたアルバム、未発表音源、ライブ音源を収録したアルバムなどが発売されている。
オリジナル・アルバム
エルヴィスのオリジナル・アルバムは、ゴールド・レコード集を除くと、スタジオ・アルバム26枚、映画サウンド・トラック17枚、ライヴ・アルバム7枚の計50枚がある。
青:映画サウンド・トラック 赤:ライヴ
前期(1954年~59年) |
1956年(21歳) |
◆ エルヴィス・プレスリー登場!(Elvis Presley) ◆ エルヴィス (Elvis) |
1957年(22歳) |
◆ エルヴィス・クリスマス・アルバム(Elvis' Christmas Album) ◆ さまよう青春(Loving You) |
1958年(23歳) |
◆ 闇に響く声(King Creole) |
1959年(24歳) |
◆ ザッツ・オールライト(For LP Fans Only) ◆ デイト・ウィズ・エルヴィス(A Date with Elvis) |
中期(1960年~68年) |
1960年(25歳) |
◆ エルヴィス・イズ・バック(Elvis Is Back!) ◆ 心のふるさと(His Hand in Mine) ◆ G.I.ブルース(G.I. Blues) |
1961年(26歳) |
◆ 歌の贈り物(Something for Everybody) ◆ ブルー・ハワイ(Blue Hawaii) |
1962年(27歳) |
◆ ガール!ガール!ガール!(Girls! Girls! Girls!) ◆ ポット・ラック(Pot Luck) |
1963年(28歳) |
◆ ヤング・ヤング・パレード(It Happened at the World's Fair) ◆ アカプルコの海(Fun in Acapulco) |
1964年(29歳) |
◆ キッスン・カズン(Kissin' Cousins) ◆ 青春カーニバル(Roustabout) |
1965年(30歳) |
◆ フロリダ万才(Girl Happy) ◆ ハレム万才(Harum Scarum) ◆ メンフィス・テネシー(Elvis for Everyone) |
1966年(31歳) |
◆ フランキーandジョニー(Frankie and Johnny) ◆ ハワイアン・パラダイス(Paradise, Hawaiian Style) ◆ カリフォルニア万才(Spinout) |
1967年(32歳) |
◆ ダブル・トラブル(Double Trouble) ◆ ブルー・マイアミ(Clambake) ◆ ゴールデン・ヒム(How Great Thou Art) |
1968年(33歳) |
◆ スピードウェイ(Speedway) |
後期(1968年~77年) |
1968年(33歳) |
◆ エルヴィスNBC TVスペシャル(Elvis NBC-TV Special) |
1969年(34歳) |
◆ エルヴィス・イン・メンフィス(From Elvis in Memphis) |
1970年(35歳) |
◆ バック・イン・メンフィス(Back in Memphis) ◆ エルヴィス・オン・ステージVol.1(That's the Way It Is) ◆ エルヴィス・オン・ステージVol.2(On Stage: February 1970) ◆ エルヴィス・オン・ステージVol.3(Elvis in Person at the International Hotel) |
1971年(36歳) |
◆ エルヴィス・カントリー(Elvis Country (I'm 10,000 Years Old)) ◆ ラヴ・レター・フロム・エルヴィス(Love Letters from Elvis) ◆ 初めてのクリスマス(Elvis Sings the Wonderful World of Christmas) |
1972年(37歳) |
◆ エルヴィス・ナウ(Elvis Now) ◆ 至上の愛(He Touched Me) ◆ エルヴィス・イン・ニューヨーク(Elvis: As Recorded at Madison Square Garden) |
1973年(38歳) |
◆ フール(Elvis ("Fool" album)) ◆ ロックン・ロール魂(Raised on Rock/For Ol' Times Sake) ◆ エルヴィス・イン・ハワイ(Aloha from Hawaii: Via Satellite) |
1974年(39歳) |
◆ グッド・タイムス(Good Times) ◆ ライヴ・イン・メンフィス(Elvis: As Recorded Live on Stage in Memphis) |
1975年(40歳) |
◆ 約束の地(Promised Land) ◆ エルヴィス・トゥデイ(Today) |
1976年(41歳) |
◆ エルヴィス・サン・コレクション(The Sun Sessions) ◆ メンフィスより愛をこめて(From Elvis Presley Boulevard, Memphis, Tennessee) |
1977年(42歳) |
◆ ムーディ・ブルー(Moody Blue) |
編集アルバム・他
没後いろいろなパターンで曲を組み合わせたアルバムなど実に様々なものがある。また、オリジナル・アルバムもCD化に伴い、デジタル・リマスター技術によりクリアーな音で再収録され、ボーナス・トラックを付けて発売されているものが多い。
コアなファン向けには、スタジオあるいはライヴの未発表音源を収録したものも多々発売されている。
ここではそれらの中からほんの一部を紹介します。
編集アルバム
ゴールデン・レコード集をはじめとして、非常に多彩なアルバムがあります。
◆ 1958年 エルヴィスのゴールデンレコード第1集
◆ 1959年 エルヴィスのゴールデンレコード第2集
◆ 1963年 エルヴィスのゴールデンレコード第3集
◆ 1968年 エルヴィスのゴールデンレコード第4集
◆ 1984年 エルヴィスのゴールデンレコード第5集
◆ 1984年 ゴールデン・セレブレーション
◆ 1992年 ザ・キング・オブ・ロックン・ロール コンプリート50’sマスターズ
◆ 1993年 フロム・ナッシュヴィル・トゥ・メンフィス ジ・エッセンシャルズ60’sマスターズ
◆ 1995年 コマンド・パフォーマンス ジ・エッセンシャル60’sマスターズ2
◆ 1995年 ウォーク・ア・マイル・イン・マイ・シューズ ジ・エッセンシャル70’Sマスターズ
◆ 2002年 ELV1S~30ナンバー・ワン・ヒッツ
◆ 2003年 エルヴィス・クローズ・アップ
◆ 2006年 ザ・コンプリート・ミリオン・ダラー・カルテット
◆ 2007年 エルヴィス~ベスト・ヒッツ・イン・ジャパン
◆ 2008年 Elvis Presley Vs_ Spankox
◆ 2010年 Viva エルヴィス
◆ 2017年 ア・ボーイ・フロム・テュペロ:ザ・コンプリート 1953-1955レコーディングス
ライヴ・アルバム
没後、未発表の音源から多くのアルバムが発売されている。
◆ 1977年 エルヴィス・イン・コンサート′77
◆ 1988年 アロハ・リハーサル・ショウ
◆ 1997年 アフタヌーン・イン・ザ・ガーデン
◆ 2001年 エルヴィス・ライヴ・イン・ラスベガス
◆ 2007年 VIVA LAS VEGAS~グレイテスト・ラスヴェガス・パフォーマンス
◆ 2018年 Elvis: '68 Comeback Special: 50Th Anniversary Edition
ダブル・フィーチャー・シリーズ
映画サントラ盤は、曲数が少ないものはLPレコードの発売がなかったり、ボーナス曲を付けてLPレコードとして発売されたものもある。
1990年代になって、それまであまり評価されていなかった1960年代を中心とする映画サントラ音源を、未発表曲も含めて整理し、ダブル・フィーチャー・シリーズとして発売された。
◆ ラスベガス万才&青春カーニバル
◆ ヤング・ヤング・パレード&アカプルコの海
◆ ハレム万才&フロリダ万才
◆ 恋のKOパンチ&ガール!ガール!ガール!
◆ カリフォルニア万才&ダブル・トラブル
◆ キッスン・カズン,ブルー・マイアミ&ステイ・アウェイ・ジョー
◆ フランキー・アンド・ジョニー&ハワイアン・パラダイス
◆ バギー万歳、殺し屋の烙印、トラブル・ウィズ・ガールズ&チェンジ・オブ・ハビット
◆ 燃える平原児、嵐の季節&夢の渚
◆ ゴー・ゴー・ゴー&スピードウェイ
◆ 監獄ロック&やさしく愛して
FTDレーベル
1990年代、コアなファンをターゲットにした違法な海賊版CDが多かったため、1999年に当時のBMGがFTD(Follow that dream)を設立して、正式版だけでは物足らないファンに対して、1年に10枚程度が各国のファンクラブ等を通じて販売されるようになった。
今も、公式アルバムには収録されなかったテイクや、未発表ライヴなどが販売され続けている。
現在はShop ElvisとGlacelandでオンライン販売されている。
Shop Elvis:https://www.shopelvis.com/
Glaceland:https://store.graceland.com/